【ラブホ読物】

2014年01月31日

~【ラブホ読物】鴬谷ラブホテル街の実態を抉る・業界人必読書~

 都内の、いわゆる“ラブホテル集積地”の代表は渋谷・円山、新宿・歌舞伎町、池袋、湯島、錦糸町、そして「鴬谷」といったところだろうか。
 それぞれに個性豊かなものがあるが、特異な空間として存在しているのが、「鴬谷」といえよう。鴬谷駅は上野駅から山の手線内回りで一つ目の駅。駅のホームから進行方向に向かって左側は、高台になっているが、寛永寺の霊園がある。そして、右側がホテル群だ。前方の北口改札口を出ると、そこは“ラブホテル街”。まるで、ホテル街のための改札口だ。

 ホテル数は、3つのゾーンで約70店舗。夕方といわず朝・昼から、北口改札口は男女の出会いの場所となっている。
 この特異な街を克明に追い求めたのが、今、話題になっている『東京最後の異界 鴬谷』(本橋信宏・宝島社・2013年12月刊)だ。

 著者の本橋氏は、ノンフィクション・小説・エッセイ・評論等と幅広く活躍する作家だが、“風俗物”については、出自が週刊誌の風俗記者ということからか、“街の男女の臭い”を感じさせる描写となっている。

 “鴬谷のラブホテル”については、2005年2月刊の『雨月』(藤沢周・光文社文庫)があるが、この小説はラブホテルを経営する側からの物語。

 ところが、『東京最後の異界 鴬谷』は、ラブホテルを利用する側からの生態を描いている。
 帯で謳う。

 ≪入り組んだラブホテル街 東京に漂う 昭和の残り香≫
 <鴬谷駅は陰と陽、生と死が併存している。ラブホテルでは二十四時間、男女が性交に励む、フロイトが唱えたエロス(生)の異界であり、対する霊園側はタナトス(死)の異界だ。生殖に励んだ人間が人生を終え、土に換る。駅のホームから人生の始点と終点が目撃できる>

 どんよりした空模様が似合う「鴬谷のラブホテル街」の中で、著者は“利用客”を追い求める。
 ある時は「韓デリ」であり、「人妻」であり、それらの顧客である利用者だ。そこに、「鴬谷」独特の空間が淀む。

 全国のラブホテルで、何割かのリピーター客は、“デリ”というのは現実だ。しからば「鴬谷」は。

 「レジャー・ラブホテル」関係者には、是非、読んで欲しい、一冊といえる。

 なお、鴬谷はついこの間まで「日本自動車旅行ホテル協会」の本部があったところでもある。
 同書は、あるバスタブ屋さんの鴬谷ファンである、ちょっと体重オーバーのU氏から教えられたことを付け加えておきます。

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teidan at 11:55|PermalinkComments(0)TrackBack(0)