【福山ホテル火災】

2017年01月25日

~【ラブホ火災】福山ホテル火災 元社長に有罪判決・広島~

 あれは、2012年5月13日に発生した、福山ラブホテル火災だ。同火災では、宿泊客7人が死亡、4人が重傷を負っている。

 同ホテルは、1960年に2階建て木造の旅館として開業。67年に3階建て鉄筋コンクリート造の建物を増築。1985年新風営法の施行に合わせて、ラブホテルに転換。ホテル名は「ホテルプリンス」となる。火災当時の建物構造は、1階は駐車場と事務所、2階は12部屋、3階は6部屋があり、4階はボイラー室だった。

 同有罪判決を報じた『読売新聞』(1/25)は<安全対策を怠ったとして業務上過失致死傷罪に問われたホテル運営会社の元社長・楠妙子被告(68)に対し、広島地裁は25日、禁錮3年、執行猶予5年(求刑・禁錮3年)の有罪判決を言い渡した>という。

 同火災は、行政側の対応も問われたということからか、この火災の後、全国のホテルに対して、大々的に査察が行われたことは、記憶に新しい。

なお、現在、同建物は解体され、更地となっている、という。

*過日、突然の電話で20数年ぶりにX氏とお会いする。これまで疑問だった幾つかの点が線となり、面となった。晴れ晴れとした時間となり、愉快な酒となった。ありがとう、Xさん。

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2014年05月13日

~【福山ホテル火災】社長“改めて深くお詫び”・広島~

 その“ホテル火災”は2年前の今日、早朝に発生した。7人の死傷者・3人の重軽傷者を出した、広島県福山市の「ホテル プリンス」の火災である。丸2年を迎えるにあたり、同ホテルの社長・楠妙子氏(66)は、被害者や遺族らへの謝罪の気持ちを表す手記を発表した、という。
 『産経新聞』(2014年5月13日 08:06)が報じた。

≪福山のホテル火災 2年 被害者らに向け 社長手記 広島≫

 <13日で丸2年。「三回忌」を前に>社長が<被害者や遺族の気持ちを表す手記を、弁護士を通じて報道機関に寄せた。「あの日から2年を迎えます。火災事故によって尊い命を奪われた方々のご冥福を心よりお祈りし、ご遺族の方に改めて深くお詫び申し上げます」の書き出しで、便箋4枚に綴られている>という。

 同手記によれば<楠社長は火災後、実質的に閉業。ホテル跡地は更地になっている><手記では「賠償を終えたとは言え><御本人たちの無念さを思うと胸をえぐられるほど辛く・・・私にこれからも生きていく資格があるだろうか」と、償いが終わっていないとの気持ちを示している。その上で、「死ぬまでこの事故と向き合い、永遠にその痛みを感じながら、生きて償って行かなければならない」>としている。

 <営業形態はいわゆるラブホテルだが、料金が安いことから、宿泊のみが目的の利用者もいた。窓の内側を覆うベニヤ板が、煙の充満を助長した可能性があると指摘されている>

 同ホテルに対して<福山市は昭和60年から、防火戸の未設置など8点の建築基準法違反を指摘。改善を指導していたが、果たされないままだった。同社はさらに、福山地区消防組合の立ち入り検査でも、消火栓の不備などの消防法違反を25回にわたって指摘されていた>

 県警捜査1課などは、<火災の原因を調べる燃焼実験を実施し、鑑定結果を待っているところ。結果によっては、業務上過失致死傷容疑で関係者を送検する可能性もある>としている。

同火災の概要

発生日時
出火日:平成24年5月13日(日曜)
消防機関の覚知時刻:6時58分
鎮圧時刻:8時57分
鎮火時刻:10時10分

建物概要・焼損状況
所在地:広島県福山市西桜町一丁目12番24号
施設名:(有)ニュー箱根「ホテル プリンス」
構造・階数:鉄筋コンクリート造4階建及び木造2階建
用途:ホテル(消防法施行令)
建築面積:513㎡
延べ面積:1,361㎡
各階の用途
1階:駐車場・受付事務所
2階・3階:客室
4階:機械室
焼損状況:全焼

死傷者
死者:7人(男性3人.女性4人)
重症:2人(女性2人)
軽症:1人(女性1人)
合計:10人(男性3人.女性7人)

出火場所
1階の事務室

出火原因
たばこ、電気機器、電気配線などの要因が可能性として残ったものの、原因の特定には至らなかった。

建築基準法に適合していない項目
1.階段のたて穴区画・区画なし(防火戸が設置されていない)
2.階段の幅員・幅98㎝の部分があり不足している
3.非常用の照明装置・居室.廊下に設置されていない
4.排煙設備・居室.廊下に有効な開口部が不足している
5.内装制限・各部屋の天井が燃えにくい材料になっていない
6.たて穴区画・配管用のスペースが区画されていない
7.異種用途区画・1階駐車場とホテルを仕切る戸が、防火戸になっていない
8.構造制限・木造部分が耐火建築物になっていない

最終の立入検査日に指導した不備事項、3項目
1.消防用設備等点検報告の未報告
2.自衛消防訓練の未実施
3.屋内消火栓設備の一部不備

 同火災によって、全国の旅館・ホテルに消防の査察が入ったことは、記憶に新しい。また、「適マーク」の復活も、同火災の流れである。

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2014年03月26日

~【福山ホテル火災】示談成立 賠償完了・福山~

 福山市の「ホテル プリンス」(代表・楠妙子)が火災で7人が死亡、3人が重傷を負った大惨事が発生したのは、2012年5月13日であったが、このほど遺族と被害者全員との賠償が完了した、と『読売新聞・広島版』(2014年3月21)が報じた。

 <2012年5月、7人が死亡、3人が重傷を負った福山市西桜町の「ホテル プリンス」の火災で、ホテル運営会社(楠妙子社長)と重傷者2人との示談が成立したことが分かった。同社は死亡した7人の遺族と重傷者1人とは既に示談を終えており、これで遺族と被害者全員の賠償が完了した>という。

 <今回示談が成立したのはいずれも県内の女性宿泊客(36)と元従業員女性(77)。同社はホテル建物や土地などの火災保険金を賠償金の一部へ充てる予定で、県共済と交渉を進めていたが、2月上旬に支払額が決定。同月下旬に2人との示談が成立し、支払いも済ませたという。賠償額は「公表しない」>としている。

 なお、同火災は、この5月で丸2年たつが、「因果関係」は、解明されていない。

 また、<ホテル建物などは、岡山県内の不動産会社に売却され><現在は更地>になっているという。

*関東でも、先日、桜の開花宣言がでました。やっと“いい季節”になりそうです。

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2013年08月15日

【福山ホテル火災】「部会報告書」纏まる。ラブホは「適マーク」を掲出できないか?・消防庁

 先月末、「福山ホテル火災」の惨状を受けて消防庁に設置された検討部会の報告書がまとまった。
また、同報告書を受けて、パブリックコメント(意見募集)が8月29日(必着)まで、募集されている。

 同報告書は、「ホテル火災対策検討部会報告書」と題し、主催は、「予防行政のある方に関する検討会 ホテル火災対策検討部会」であり、事務局は消防庁予防課となっている。

 目次順に大枠の6項目は、

1 検討部会の目的、委員構成、開催スケジュール
2 広島県福山市のホテル火災について
3 ホテル・旅館等に係る緊急調査等について
4 ホテル・旅館等における火災予防上の課題及びその対応の考え方
5 さらなる検討事項等について
6 今後の検討体制

 等々、全体で100ページからのものであるが、本件の火災の究明もさることながら、注目すべきはレジャー・ラブホテル・宿泊施設における、今後の動向ということになろう。
 その一つに、いわゆる「マル適マーク」がある。この「適マーク」、どのような状態・状況の宿泊施設等に認可するのか、ということになるのだが・・・。


 報告書の主たる部分は、以下の通りである。


2 広島県福山市のホテル火災について
(1)火災の概要
平成24年5月13日早朝、広島県福山市のホテル「ホテルプリンス」において、死者7名、負傷者3名の被害を伴う火災が発生した。この火災の概要は以下のとおり。

ア 発生日時
出火日 平成24年5月13日(日)
消防機関の覚知時刻 6時58分
鎮圧時刻 8時57分
鎮火時刻 10時10分

イ 建物概要・焼損状況
所在地 広島県福山市西桜町一丁目12番24号
施設名 (有)ニュー箱根「ホテルプリンス」
構造・階数 鉄筋コンクリート造4階建及び木造2階建
用途 ホテル(消防法施行令別表第1(5)項イ)
建築面積 513㎡
延べ面積 1,361㎡
各階の用途 
1階:駐車場・受付事務所
2階・3階:客室
4階:機械室
焼損状況 全焼

ウ 死傷者
死者 7人(男性3人、女性4人)
重症 2人(女性2人)
軽症 1人(女性1人)
合計 10人(男性3人、女性7人)

エ 出火場所
1階の事務所

オ 出火原因
たばこ、電気機器、電気配線などの要因が可能性として残ったものの、原因の特定には至らなかった。

(2)火災に対する国・地方公共団体の対応状況について
 消防庁では、5月13日8時45分に広島県から火災発生の報告を受け、予防課長を長とする災害対策室を設置し情報収集に当った。このなかで、当該ホテルにおいて死者が多数発生した状況が明確になったことから、同日15時30分、消防法第35条の3の2の規定に基づく「消防庁長官の火災原因の調査(特に必要があると認めた場合)」を実施することとし、職員7名を現地に派遣し火災原因調査を実施した。
 また、5月14日には、ホテル・旅館等に係る類似の火災の発生を防止するため、「ホテル・旅館等に係る防火対策の更なる徹底について」(消防予第181号消防庁予防課長通知)を発出し、全国の消防本部に対して、ホテル・旅館等の宿泊施設について防火安全対策の徹底を図るよう要請した。
更に、5月16日には、当該ホテルについて、建築構造に問題を有することが事故拡大の要因となった可能性のあることを踏まえ、「ホテル・旅館等に係る緊急調査の実施について」(消防予第188号消防庁予防課長通知)を発出し、現行の建築基準法の規定に不適格なホテル・旅館を対象に、建築部局と連携して緊急調査を行い、消防法令違反等の防火安全上の不備事項がある施設等に対しては、重点的に改善指導を図り、違反処理基準に基づき早急に所要の措置を講ずるよう要請した。同日、国土交通省住宅局からも、各都道府県の建築部局に対して、消防部局と連携を図りながら、緊急調査を実施するよう要請がされている(国住指第453号)。
 福山市では、当該ホテルについて、建築部局において建築基準法違反を認定してこなかったことや、平成15年以降9年間、消防局の立入検査が行われておらず、また、それ以前においても同一の消防法違反が繰り返し指摘されながら改善がなされていない実態が判明したことから、「福山市建築物査察等適正化対策委員会」を設置し、特殊建築物の防災査察及び火災予防査察等の事務処理を検証するとともに、その適正化のための方向性や指針を作成するなど必要な措置を検討し、平成25年2月に「最終取りまとめ」がなされている。
 なお、福山地区消防組合消防局における今回のホテル火災を踏まえた対応概要については、参考資料3のとおりである。

(3)福山市ホテル火災に係る課題について

ア 建築物の状況について
 福山市建築物査察等適正化対策委員会最終取りまとめによると、建築等の経過の概要は次のとおり。
当初、昭和35年に木造2階建て357㎡が建築され、昭和43年に別棟として鉄筋コンクリート造4階建て912㎡が建築された。
 その後、昭和49年に福山市(特定行政庁)への定期報告書において、木造部分と鉄筋コンクリート造部分が一体利用されている旨の報告がなされている。木造部分と鉄筋コンクリート造部分を防火区画することで別の建物とみなし、既存不適格の建築物として取り扱うこととされている。
 昭和62年に実施した福山市の防火査察時の点検表には、木造の1階部分を駐車場に変更され2階への階段が撤去されている旨が記載されている。この状況において、木造部分と鉄筋コンクリート造部分を別の建物とみなすことはできないことから、既存不適格ではなく、違法建築物となっていた。
なお、福山市では、これらの経過が適切に認識されず、火災時まで既存不適格建築物として取り扱っていたものである。

 また、福山市建築物査察等適正化対策委員会最終取りまとめに示された当該建築物の現行の建築基準法に適合していない項目は以下のとおり。

建築基準法に適合していない項目

適合していない項目・適合していない箇所
①階段のたて穴区画・区画なし(防火戸が設置されていない)
②階段の幅員・幅98㎝の部分があり不足している
③非常用の照明装置・居室/廊下に設置されていない
④排煙設備・居室/廊下に有効な開口部が不足している
⑤内装制限・各部屋の天井が燃えにくい材料になっていない
⑥たて穴区画・配管用のスペースが区画されていない
⑦異種用途区画・1階駐車場とホテルを仕切る戸が、防火戸になっていない
⑧構造制限・木造部分が耐火建築物になっていない

イ 福山地区消防組合消防局における立入検査等の状況について
 福山市建築物査察等適正化対策委員会最終取りまとめによると、消防局の出火建物であるホテルに対する立入検査等の状況は次のとおり。
 昭和46年から平成15年9月まで、立入検査を継続して実施していたが、それ以降火災に至るまで9年間立入検査がされていなかった。
 最終の立入検査日に指導した不備事項は以下の3項目である。

・消防用設備等点検報告の未報告
・自衛消防訓練の未実施
・屋内消火栓設備の一部不備

 なお、これら3項目を同時に指導した回数は、昭和56年から25回に上る。

ウ 多数の死者、負傷者が発生した要因について
多数の死者、負傷者を発生した要因として以下の事項が考えられる。

・建築物の構造が耐火構造でないことから、出火室及びその近傍において、火災が上階に燃え抜けて拡大したこと。
・階段部分の防火区画(たて穴区画)が設けられておらず、火災や煙が階段を経由して上階に拡大し、煙が各客室に流入したこと。
・消火器及び屋内消火栓設備を用いた消火活動が行われていないこと。
・第一発見者による通報及び有効な避難誘導が行われていないこと。
・自動火災報知設備の受信機が2つの系統に分かれており、連動していないことから、一斉鳴動したとは考えにくく、避難を遅らせたものと考えられること。


と、結論づけている。

 当報告書でも、「適マーク」については説明されているが、その後(7月30日)に同消防庁からでている「ホテル・旅館等に対する新たな表示制度(案)に対する意見募集」の中から、「別紙1」をみると、

1 目的
 ホテル・旅館等不特定多数の者の収容する建物の防火管理体制の重要性にかんがみ、ホテル・旅館等関係者の防火に対する認識を高め、防火管理業務の適正化及び消防用設備等の設置及び維持管理を促進するとともに、その情報を住民に公開するため、防火上一定の基準に適合している建物について、その旨の「表示」を行う。

2 対象
 収容人員が30人以上、かつ階数が3以上の、ホテル・旅館等又はホテル・旅館等を有する複合用途の建物
 その他の建物(階数が2以下のホテル・旅館等)については、消防機関において地域事情に応じて実施可能。

3 対象の選定理由
・不特定多数の者が利用する就寝施設であること。
・利用者が、その地域の住民に限らず全国であり、建物の防火安全に関する情報を有していない場合が多いこと。

4 表示基準(点検項目)
・防火管理の実施状況等が、消防関係法令に適合していること。
・消防用設備等の設置状況等が、消防関係法令に適合していること。
・建築基準法令基準(構造・防火区画・階段)に適合していること。

5 表示マークの掲出
(1) 消防長又は消防署長は、ホテル・旅館等の関係者の申請により、必要に応じて表示のための立入調査を行い、表示基準に基づく審査により適合していると認める場合は、その旨を関係者に通知する。
(2) (1)の通知を受けたホテル・旅館等の関係者は、当該建物及びホームページ等インターネット上において「(仮)防火基準適合証(銀)」を掲出することができる。
(3) 3年間継続して、表示基準に適合していると認められた場合は、「(仮)防火基準適合証(金)」を掲出することができる。
(4) 表示マークの有効期間は、「(仮)防火基準適合証(銀)」は1年間、「(仮)防火基準適合証(金)」は3年間とする。
(5) 表示基準の審査においては、防火対象物定期点検報告や消防用設備等点検報告等現在の各種制度を活用する。また、「防火対象物の点検及び報告の特例認定」の検査を行う場合、可能であれば当該表示基準の適合状況の確認も併せて実施する。
(6) 表示マークの有効期間中であっても、次のいずれかに該当するホテル・旅館等の関係者は、表示マークを掲出することができないものとする。
・火災が発生した建物(出火原因及び出火時の対応について、関係者の責に帰すべき事由のないものについては除く)
・立入検査等によって表示基準に適合しないことが明らかとなった建物

6 表示マークの再掲出
 5の規定により表示マークの掲出ができなくなった建物において、その後の立入検査等によって所要の是正措置がとられたと認められ、かつ、違反が繰り返されるおそれがないと判断される場合には、表示マークを再掲出できるものとする。
 なお、「(仮)防火基準適合証(金)」を掲出していた建物について、表示マークを再掲出する場合は、「(仮)防火基準適合証(銀)」を用いなければならない。

7 その他
(1) 対象とならない建物(階数が2以下のホテル・旅館等)については、対象外であることが利用者に分かるよう情報提供を行うものとする。
(2)現在、消防法に基づき一定規模以上の特定防火対象物において実施している「防火対象物定期点検報告制度」の表示については現行通りとする。
また、防火対象物定期点検報告制度に該当しないホテル・旅館等を対象とした「自主点検報告表示制度」については廃止するものとする。


 としている。

 冒頭の「部会報告書」をみると、当作成にあたり、17名の委員が5回にわたって、10時間の議論(?)ということになってはいるが、霞が関の、この種の“報告書”の類は、いわば“台本通り”ということか。

 霞が関の論法はともかく、「レジャー・ラブホテルと適マーク」において、掲出することが困難であろうとする根拠は、建築基準法との関係ということになる。

 当該の「福山」のホテルは、火災時までは「既存不適格建築物」として行政は認識していた(9年間も立入を行っていない)が、火災後は「違法建築物」としている。
 ここでいう「既存不適格建築物」とは、建物の完成時には適法であったが、以降、建築基準法あるいは条例等の変更によって、変更された項目に合法ではない、ということである。したがって、「違法建築物」ではない。

 今回の「適マーク」が掲出できるホテルの対象が、「現行法」(現在の建築基準法)に基づく建物に限定されることになると、「多くのホテルは、<適マーク>の認可は取得できなくなる」というのは、業界の一致した意見だ。

「福山」のホテルにおいて、「建築基準法に適合していない項目」は、先に挙げたように8項目ある。
その中の3項目(①・⑥・⑦)は、区画の問題だ。
①「階段のたて穴区画」・(区画なし)
⑥「たて穴区画」・(配管用のスペースが区画されていない)
⑦「異種用途区画」(1階駐車場とホテルを仕切る戸が、防火戸になっていない)

 となっている。
 ここでいう「たて穴」とは、下階から上階への階段等をいう。
 つまり「区画」とは、<延焼を防ぐための戸>の設置ということになろうか。

 故に、10年以上前のホテルにおいて、「現行法」に基づいた「適マーク」の取得には、困難な伴うことが、予想されるわけである。


*旧盆の中、猛暑の日々。どうぞ、お大事に。
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2013年07月05日

~【福山ホテル火災】「適マーク」復活 来秋から・消防庁~

 「適マーク」が復活するであろうことは、当ブログの5月30日で触れた。
 その「適マーク」が現実になったことを、4日の『日本経済新聞』が報じた。

『日本経済新聞』(2013/7/4 21 :27)
≪防火「適マーク」を来秋導入 消防庁、ホテル火災受け≫

 <昨年5月の広島県福山市のホテル火災を受け、総務省消防庁は4日、防火基準に適合した宿泊施設で掲示できる新しい全国統一マーク(適マーク)を来年秋に導入する方針を決めた>

 <図柄は2003年に廃止された旧適マークとほぼ同じだが、青地に銀文字と金文字の2種類ある。銀文字は1年間有効で3年継続して取得すると、翌年から3年間有効の金マークになる。フロントなどに掲示し、インターネットでも表示できる>

 <対象は、30人以上収容の3階以上のホテルや旅館。現在は、消防法の防火基準に適合した300人以上収容の建物が掲示できるセーフティーマークがある。新マークでは、ホテルなどの管理者が、セーフティーマークの点検項目に加え、防火扉の構造など建築基準法に基づく項目を点検した上で申請。消防機関が必要に応じて立ち入り検査し認定する>と伝えている。

 この「適マーク」は、1981年に導入。宿泊施設の8割に普及していたが、歌舞伎町(新宿)ビル火災を受けて消防法の改正で廃止された。

 ところで、【福山ホテル火災】は発生(2012・5・13)から、14カ月になろうとしているが、原因の特定には至っていない。行政の在り様が問題になろう。

*関東では梅雨のためでしょうか、不快な湿度となっております。
 ご自愛のほどを。

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