【ラブホ遊歩】

2017年08月23日

~【ラブホ遊歩】旅館の低稼働率はなぜ、<伝統文化は変化に対応してこそ長く生き残ることができる>~

 訪日外客数の急増は、シティ・ビジネスホテルの稼働率を押し上げている(この7月の訪日客数は単月最高で268万2000人・推計値)が、一人取り残されているのが「旅館」である。先日(18日)、当ブログでレポートした、旅館における“泊食”分離でもわかるように、2016年の旅館の稼働率は、37.1%だ。一方、シテイホテルは78.7%、ビジネスホテルは74.4%となっている。

 このような状況の中、『THE PAGE』が≪旅館を外国人が敬遠する理由≫をレポートした。

 <訪日客の増加で宿泊施設はどこも満員かというと必ずしもそうではない>

 <温泉旅館の中には、あえて不便なところに立地しているところや、地方には零細旅館も多いことから、一概に比較はできませんが、リゾートホテルでも6割近い稼働率があることを考えると、やはり旅館の稼働率は低いといってよいでしょう>

 <観光庁ではこうした低稼働率の原因のひとつとして、食事の提供形態があると考えています。日本の旅館は「1泊2食付き」が基準となっていることが多く、食事と宿泊が分離されていません。これは短期の宿泊が中心となっている日本人旅行者を想定したパッケージです。しかし、訪日外国人の中には長期滞在をする人も多く、同じような食事が続く日本の旅館は敬遠されがちといわれています>

 <食事の時間について指摘する声もあります。日本の旅館は、食事の時間が決まっており、それ以外の時間には対応しないというところも少なくありません。外国人観光客は、時差がある状態で深夜や早朝に到着するケースも多く、初日はちょっとだけ軽食を食べたいといったニーズが存在しますが、こうした部分で旅館が避けられている可能性は否定できません>

 <この話はわたしたちが外国に旅行した時のことを考えれば分かりやすいでしょう。確かに現地のスタイルで現地の料理を食べることはよい体験ではありますが、あまり慣れていない食事を何日も提供されてしまうと、さすがに少々飽きてしまうというのが現実でしょう。ご飯や蕎麦、ラーメンなどが食べたくなるはずですが、これは外国人にとっても同じことです>

 <観光立国に関する書籍も執筆しているデービッド・アトキンソン氏(『新・観光立国論』/東洋経済新報社)は、多くの人が伝統的な日本文化だと信じている「旅館」のスタイルについて、「戦後、国内で増加した『団体旅行』をさばくために発展したものにすぎない」と鋭い指摘>をしている。

 <伝統文化は変化に対応してこそ長く生き残ることができます。日本旅館のあり方についても、もっと柔軟になった方がよいでしょう>という。

*予てより、一度は訪ねたいラブホテルに「ホテルA」がある。そのAからオファーがあり、過日、訪問が実現した。この「ホテルA」小欄の取材MEMOによれば、オープンは1966年(昭和41年)。今から51年前だ。40前後(?)の男3人が郊外の雑木林を切り拓き、12棟(当日確認したら7棟だった)の戸建てモーテルを開業したという。当時の建設(建築)費は、1棟・50万円とある。そのことが頭の隅にあったからか、建物・設備のイタミ具合は、想像するのに難しいものではなかった。さらにMEMOには、当時の利用料金が記されていた。宿泊・2400円、休憩・1200円だ。こうみると、現在の利用料金の有様が、問われそうでもある。この「ホテルA」を1号店としたK氏は、その後、次々と全国でオープンさせ、全盛期には140店舗の「レジャー・ラブホテル」を展開した。そうです。この3人男の1人が、2011年9月25日に85歳で世を去られた、アイネシステムの会長・小山立雄氏だ。そのホテルA、「レジャーホテル(旧名・レジャーハウス)美松(みまつ)」(埼玉・熊谷)は、現在、2000坪の敷地に23棟の戸建て。かつて、ルーム当たり(1か月)70万~80万円の売上があり、車が列をなしていたというが、当日は閑散と、蝉の鳴き声が響く。各部屋を案内されたが、50年の古さは微塵もなく、小奇麗な今風なもの。ただ、各部屋とも歴史の重みは、飾り・置物に、その栄華はあった。恐らく、テレビのお宝番組に出展すれば、高値が付きそうな品々がそこここに。さり気なく置かれている。これが歴史なのかと思わせる、品々だ。訪問の思いが叶い、帰りの電車の中では、小山会長とゴルフ場のクラブハウスで、ビールの大ジョッキを傾けていた。

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2017年08月18日

~【ラブホ遊歩】観光庁、旅館業界に“泊食分離”促す~

「レジャー・ラブホテル」業界に“食”が入ってきてから大分時間は経過した。あれは、関西の業者さんだったか、「レジャー・ラブホテル」用にアレンジした食材を全国的に展開したことにより多くのホテルに導入された。さらには、「休憩=2時間」の定義(?)が壊れたのも大きな要因ともいえようか。

 今日では、画一的な食材に満足せず、特異なメニューを提供するホテルも少なくはない。昨日の「嶋ちゃんのワンポイントアドバイス」ではないが、「レジャー・ラブホテル」の飲食は、仕入れ原価に大幅に上乗せするのではなく、原価に近い価格で提供するのが、“ミソ”のようだ。集客・売上が好調な国立(東京)のあるホテルの場合は、ワインを仕入れで提供し、集客に弾みをつけているとさえ、いわれている。「レジャー・ラブホテル」が飲食で売上を伸ばそうというのは、本末転倒ともいえようか。

 そんな中、観光庁は旅館業界に対して、“泊食”の分離を促しているという。『日刊工業新聞』が報じた。

 <観光庁は16日、旅館業界に対して部屋料金と食事料金を別建てとする「泊食分離」の導入を促していく方針を明らかにした。日本の多彩な食文化を楽しみたい長期滞在の外国人旅行者らのニーズに対応し、旅館の稼働率を上げる狙いがある。将来的にモデル地区を指定し、宿泊客が利用する飲食店の誘致にも取り組む考え>だという。

 <2016年の宿泊旅行統計調査によると、客室稼働率はシティホテルが78.7%、ビジネスホテルが74.4%、であるのに対し、旅館は37.1%>だったという。

 <現在、日本の旅館は「1泊2食付き」が主流。観光スタイルが多様化し、長期滞在の外国人や個人の旅行者が増加する中、似たような食事が続く「1泊2食付き」は敬遠されがちで、稼働率低下の一因となっている。一方、旅館は日本の伝統文化を体験できる上、景観の優れた場所に立地していることが多く、潜在的な集客力は大きい>としている。

 しかし、景観のよろしい旅館集落に、場違いな飲食店の出現は興ざめでもあるが・・・。

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~【ラブホ遊歩】最賃 都道府県別概要決まる 橋を渡れば給料3万円増?~

 先月25日、<厚生労働相の諮問機関・中央最低賃金審議会の小委員会は25日夜、地域別最低賃金(時給)の今年度の改正について、全国平均で25円引上げ、848円とする目安をまとめた>としたが、昨日17日、<各都道府県の審議会が取りまとめた今年度の最低賃金の改定額を発表した>と『YOMIURI ONLINE』が報じた。

 <引上げ後の全国平均は前年度比25円増の848円。上げ幅は過去最高だった昨年度と同額。上昇率は3%で、政府目標の「3%程度」が今年も達成された>

 <この結果、新潟、鳥取、宮崎、沖縄の4県で中央が示した目安よりも1円上積みされた。新たな最低賃金の最高は東京都の958円、最低は高知、宮崎、沖縄など8県の737円。10月頃から順次、適用される>としている。

 <賃上げに伴い、非正規労働者の待遇改善が進む一方、地域間の格差が広がる>状態となっている。

 <徳島県の駐車場で早朝、約30人の派遣労働者らが4台のバスに次々と乗り込んだ。約40分かけて向かう先は、大鳴門橋(1629メートル)を渡った兵庫県・淡路島の機械部品工場だ>

 <徳島県の現行の最低賃金は全国で3番目に低い716円なのに対し、兵庫県は819円。時給で100~200円、月給では2万~3万円ほどの差が出る>という。

 政府が「最賃全国平均1000円」をいいだしたのは、2年程前か、その目標に向かって、今ジワジワと進んでいるようだ。この最賃額は、いうまでもなく通常昼間の賃金だ。「レジャー・ラブホテル」の場合、ここに夜間の割増料も加算されることになる。

*久しぶりのお盆休みで、どうも、いつものリズムが取り戻せず、脳活動が停止状態。イケません。

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2017年08月17日

~【ラブホ遊歩】アルメックス 楽天トラベルとの提携 遂に開始~

 昨年より、アルメックスと楽天トラベルとの提携が話題になっていた当業界。遂に始まったようだ。情報によるとここまで時間が延びた主な理由は、楽天による“ラブホテル”というカテゴリーにあるとか。なかなか難しい面もあるようだ。しかし、業界にとってみれば、あらゆる方法で集客を図ることは、急務ということであろう。「レジャー・ラブホテル」にとってみれば、NET社会の今日、間口を大きく広げ、一組でも多くの集客は必須である。「トラベルボイス」の『観光産業ニュース』も伝えた。

≪楽天トラベル、ラブホテルなど「レジャーホテル」の予約開始へ、専用サイトと業務提携で約300件を掲載≫

 <旅行予約「楽天トラベル」はこのほど、いわゆるラブホテルなどが含まれるレジャーホテル分野の宿泊予約でUSENグループのアルメックス社と業務提携を締結した。アルメックスが手掛けるレジャーホテル検索サービス「ハッピー・ホテル」掲載のレジャーホテル約300施設を楽天トラベルに掲載するもの。9月上旬より順次、予約受付を開始する>という。
 ここでいう300店舗とは、既に楽天トラベルとの提携を承知して申し込まれている「レジャー・ラブホテル」数であり、「ハッピー・ホテル」に加入している全「レジャー・ラブホテル」ではない。

 楽天トラベルのHPをみると、ホテル・ビジネスホテル・旅館などの区分はあるが、「レジャー・ラブホテル」がどの分野に入るのか、または独自の項目を設けるかは、今のところ定かではない。  
 
 今朝のメルマガで配信したが、昨日発表された7月の訪日数268万2000人は、単月で過去最高数を誇っている。このことにより、今年期は、対昨年累計(7カ月)を240万人超えとなった(推計値含む)。政府は2020年までに4000万人としているが、いよいよ現実味は増してきている、ということか。そうなれば、更なる「宿泊施設不足」は鮮明になろう。そこに「レジャー・ラブホテル」の“変革”の意味もあるようだ。売上・組数の右下がり傾向の中、業界が問われている一つである。

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2017年08月07日

~【ラブホ遊歩】中国はラブホラッシュ 日本の1960年代か~

 日本のいわゆる“性の解放”期は、江戸後期であったことは、多くの書物で証明されている。その一つに「レジャー・ラブホテル」の起源を「出会い茶屋」「お手引き茶」と位置付けたのが、彼の考古学者・歴史作家でもある故・樋口清之氏(1909~1997)だ。
しかし、戦後教育のなかで、日教組の性教育は、「性=悪」の位置付けとなり、小・中学のなかで性教育は阻害され続けた。その悪影響は少なくはない。ところが戦後、経済の右肩上がりは、“欲望”の右肩上がりともなる。その象徴が、1958年(昭和33年)に施行された、「売春防止法」ということか。彼の、“文字を忘れた”元都知事の「障子破り」の小説、『太陽の季節』は、その3年前に発表されている。この時代、都内の旅館は約3837店舗といわれていたが、そのうち3000店舗(1万8000室)は、“温泉マーク”といわれた、という記録もある。自家用車が200万台となったのは、1959年(同34年)だが、この当たりから、モーテル時代へと突入することになる。なお、謝国権の『性生活の知恵』が発表になったのは、1960年(同35年)である。

 経済の豊かさは車社会となり、業界では、モーテル時代となる。

 この経済を背景とした、欲望社会の創出が、いま中国で問題になっている、という。『サイゾー』が報じた。

≪ラブホからアダルトグッズ店、産婦人科までが軒を連ね・・・中国の学生街がセックスタウン化している!?≫

 <年々、性の解放が進む中国だが、それは大学生の間にも広がっている>

 <広東州広州市にある広州大学城(街)は、12の大学が集積し、10万人以上の学生が暮らす巨大学生街。その学生街が大変なことになっている>と<『東綱』が伝えた>

 性に目覚めた<学生をターゲットにラブホテルが異常に増加している>という。
 <ある一角では、10メートル四方に3~4軒の密度>だという。新宿・歌舞伎町か、渋谷・円山町か。

 <ラブホテルといっても部屋は狭くて老朽化しており、連込み宿といったほうがしっくりくるような環境だ。それでも、ある学生は「我慢できなくなったら利用する」と打ち明ける。記者が一軒に入ってみたところ、1泊60元(960円)と、中国とはいえ、イマドキ珍しい激安価格。最近では、若者のラブホ代りにも利用されている低価格帯のホテルチェーンでも、1泊200元(約3200円)ほどする>という。

 <上海市に留学経験のある日本人女性は、学生街にラブホテルが軒を連ねるようになった背景を、こう話す>

 <「中国の大学は基本的に全寮制で、相部屋。恋人とセックスをしたくても、場所がないんです。そのため、以前は外でやっているのを見かけることもありましたが、スマホの普及により、いつ誰に撮られるかわからない。そこで、ラブホの需要が増えた」>という。

 これらの「レジャー・ラブホテル」の有様は、日本の状態を、より理解させることは、容易といえようか。“ラブホテル”の存在を、中国とは違うことを認識してほしいものである。

*この6月に単行本、7月には『季刊LH-NEXT』の刊行。結構、ハードでした。加えてこの暑さのためか、体調もよろしくはない。それであっても、小欄の大好きなゴルフが昨夜と今朝、2つも。そうですね。「全英リコー女子オープン」と「WGCブリヂストン」。女子では、鈴木愛が夜中の2時過ぎに16位から15位(結果は14位タイ)に。朝5時からは、松山英樹ですね。いい試合でした。そういえば、デイが絶好調の時に使っていた、あの赤いパター。やっとの思いで先日、手に入れたら、今回は白いパターに代わっていた。ゴルフ狂曰く「白いスプレー使えば」だって、愚か者。

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