～【外客遊歩】訪日外客中国人、一部に不満 台湾では観光業者がデモ～

　＜「訪日外国人消費動向調査」によれば、中国人旅行客の「訪日旅行全体の満足度」は、「大変満足」が４２・９％、「満足」が４７・７％、「やや満足」が６・７％、そして「普通・不満」が２・８％＞だったというが、一部の不満が、中国のメディア（『国捜旅游』）に取り上げられていると、『サーチナ』（９月１２日）が伝えた。

　＜旅行会社による団体ツアーに参加した１人の中国人旅行客の感想を紹介する記事を掲載。記事によれば、旅行後、この訪日中国人旅行客は「団体ツアーには二度と参加しない」と不満を呈している＞という。

　記事によれば＜この中国人旅行客は団体ツアーに対して、「毎日、朝早く起こされて夜遅くまで、くたくたになるまで観光スポットを急いで駆けずり回された」、「京都を心静かに体験したかったが、せかされた」、「バスの中で眠り、トイレ休憩のために下車するツアーだった」という感想を吐露している＞という。しかし、団体ツアーであるが故に、個人の行動が制限されることは、致し方ないところともいえようか。訪日中国客に対応するガイド、さらにはドライバーまで、その多くは在日中国人が少なくはない。余談だが、ある中国系のドライバー（大型バス運転手）は、免税店からのキックバックが欲しくて、中国系の免税店に連れていくという。その代表例は、銀座の家電量販店、Ｌだ。

　また、＜中国人旅行客のうち、「団体ツアー」で訪日したのは全体の３６・４％であり、個人旅行パッケージを利用したのは１６・８％、往復航空券や宿泊等を個別に手配した人は４６・９％＞であったという。

　多くの海外旅行の形態は、「団体ツアー」旅行から「個人旅行」への移行ということになろう。

　今日、「レジャー・ラブホテル」を利用する個人旅行の多くの外国人は、中国人の割合は多くはない、という。まだまだ、訪日中国人旅行者は、ツアー・団体客ということになろうか。

　天災・人災によって、海外からの旅行者が増減することは、ママあること。台湾では、この５月に中国と距離を置く民進党が政権を取ったことによって、中国からの旅行者が激減（この８月は対前年で約４割減）したため、台湾の観光業者ら、約１万人がデモを行ったと、『テレビ朝日』は伝えた。

　JNTO（日本政府観光局）のデータによれば、中国の出国者数（２０１３年）は、９，８１８万人（前年、８，３１８万人）。出国先（２０１４年）は、韓国・６１２万人、タイ・４６２万人、台湾・３９８万人の順で、日本は２４０万人で第４位だが、今年は１～７月で３８０万人となり、訪日国・地域別でトップとなっている。

＊先日、20年来のホテルの女性支配人と横浜の中華街で、中華料理のフルコースを食べながらワイン。現場のいろいろを聞いていたら、またもや飲みすぎた。周辺は中国人だらけ。何やら、異空間のワインでした。また、何時か。

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