2010年04月23日

中井国家公安委員長VS 井戸正枝議員の国会答弁の中身

 先の当ブログで、中井洽国家公安委員長がラブホテルについて、民主党の井戸正枝議員の質問に答弁したことは、既に配信した。その、当日(3月12日)の議事録がアップされたので、関係個所を以下に抜粋する。

174回 内閣委員会 第3号 平成22年3月12日(金曜日)会議録

「井戸委員 民主党の井戸まさえでございます。」
「きょうは、内閣府の大臣所信のうち、まず、中井大臣がおっしゃった犯罪抑止のための総合政策の推進についてお伺いをしたいと思います。・・・大臣は、所信の中で、・・・防犯カメラというのが犯人特定につながっていったり、抑止もそうですけれども、事件解決のために非常に大きな役割を果たしていると思います。・・・例えばコンビニエンスストアだとか一般のホテルだとか、万引きの防止だったりとか自衛のために防犯カメラを設置しているところはすごく多いと思うんですけれども、問題はそこではなくて、犯人が隠れたりとか身分を明かさないようなところ、こうした防犯カメラをつけにくい、匿名性のより高いところにどうやってカメラを配置していくのかというのが問題だと思っています。・・・例えばインターネットのカフェだとかラブホテルだとか簡易宿泊所だとか、そうした匿名性の高いところに対しての対処、これについて、財政的な措置も含めてどんなふうに考えられていらっしゃるのか、」

 中井国務大臣「・・・所信で防犯カメラ設置をお訴え申し上げました。防犯カメラを設置することによって、予防そして事後の犯人検挙、・・・結果として治安の向上というものにつながって・・・特に・・・匿名性の高い旅館、インターネットカフェ、簡易宿泊所等々に徹底的に警察としてお願いをして、防犯カメラの設置をしていただく。設置はしてあるけれども顔は映らないようにしてあるとかいろいろなことをおやりになるけれども、これはひとつ、どうなんだろうということで、業界団体等も含めて指導を徹底してやっていきたいと考えております。」
 
 井戸委員「私は神戸の出身です。・・・震災から十五年がたちまして、・・・大きなお屋敷がつぶれてしまって、・・・そこのところに偽装ラブホテルというものが建てられて、風営法上のラブホテルの要件に当たるのにもかかわらず、ビジネスホテルとして旅館業法で届け出を出して、それで建てられている、・・・風営法による定義をされている届け出上のラブホテルであれば十八歳未満のお子さんたちは利用ができないんですけれども、ビジネスホテルであれば、そうした未成年のお子さんたち、十八歳以下も利用ができますので、そういう意味では、非常に、児童も含んだ犯罪なども起こっている、または、いろいろな意味で買売春の現場になっているということも指摘をされています。・・・風俗行政研究会において、ラブホテルの要件についての政令改正というものを検討していると聞いております。この政令改正で偽装ラブホテル問題というのは解決がつくのでしょうか。この届け出上のラブホテルの要件を広げることによって、今なかなか届け出ができていないところも届け出をして、きっちりと警察署の管轄の中でそれを見守っていくということになると思うんですけれども、今の取り組みの状況、そして、いつごろこの省令改正というものがなされるのか・・・」

 中井国務大臣「井戸議員の日常活動の中での偽装ラブホテル問題についての取り組み、私どもは類似ラブホテルと言っておりますが、・・・政令改正を、見直すということで取り組みをいたしておりまして、パブリックコメントの手続きがございますので、今春以降改正ができる、このように考えて・・・この改正の中では、施設外周での休憩料金の表示、玄関前における遮へい措置、個室内の自動精算機等、こういったものについて新たな盛り込みをしていきたい、そのことによって多くの偽装ラブホテルというものを排除できるように指導していきたい・・・」

 井戸委員「今、偽装として、届け出をしていないラブホテルのうち大体六割ぐらいが今回の省令改正によってラブホテルとして規定をされるというふうにも聞いているんですけれども、逆にいえば、残り四割は今のような営業形態でそのまま存続をするということは、結果的には、こうした問題、・・・近隣の方々のまさに住宅の資産価値を低めるということも・・・こうした残り四割、当たらないところに関してもしっかりとしたお取り組み・・・」

 中井国務大臣「今回の政令改正を行えば、大体六割を取り込める・・・残り四割については、旅館法あるいは建築基準法、地方の条例、・・・トータルとして対策を進めていく、・・・残されました四割の大半が、・・・防犯カメラを設置しておりません。設置しておりましても、大体、映らないようなところに設置がされておる。これを徹底的に、入り口も、裏口も、会計のところにもきちっと防犯カメラを設置してもらって、一週間保存していただく、こういったことを今指導できるようにお願いをいたしている・・・」

 これが、3月12日の議事録である。
 このニュースは、“神戸新聞ニュース”から配信されたものを、報道したが、
議事録は初めてである。

長文になったが、要点を抜粋してみた。

なお、今月末、発刊予定の『季刊LH-NEXT』Vol.4では、

特集「改めて問う、いま必要な法基準設計とは」
~グレーゾーンを仕分けする~

として、予想される“政令改正”を考えてみた。
ご期待ください。改装・リニューアルの参考になると思います。
詳しくは、後日、配信させていただきます。

なお、中井大臣のいうように、いずれ“パブリックコメント”が始まるでしょう。その時のためにも、当ページの“メルアド”に登録いただければ、いち早く情報を配信します。業界の意見を一人でも多くの方々にお知らせしたいので、知合い、関係者等のメルアド登録に、ご協力の程を。



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2010年04月20日

~中井国家公安委員長の“春以降”とは~

某月某日
 遅々として先の見えない“政令改正の時期”。先月12日、衆院内閣委員会で、<中井洽(ひろし)・国家公安委員長は、「今春以降に改正できると考えている」とし、規制強化の見通しを示した。民主党の井戸正枝議員(44)=兵庫1区=の質問に答え>と神戸新聞NEWSが伝えたことは、既に当ブログで配信したが、どうも気になるのは、この「今春以降」である。

 そもそも「今春」、この「春」とは、彼の『広辞苑(第六版)』によれば、「気象学的には太陽暦の三月・四月・五月、天文学的には春分から夏至の前日までに当たる」としている。また、中井大臣もあまりお好きではないであろう、『新潮現代国語辞典(第二版)』によれば、「立春から立夏まで、又は三・四・五月」となっている。つまりは、3~5月が「春」ということになるわけですね。今日は、既に4月末ですが・・・。さらに、この「以降」ということになると、「ある時(その時を含めて)から後、つづいて。」(前出の新潮現代国語辞典)ということになり、ますます公布時期が不明となってくる。

 また、同NEWSでは、<政令改正で新たに規制対象となる偽装ラブホテルは6割にとどまることも認め、「残る4割については旅館業法や建築基準法、地方の条例などで対策を進めたい」との方針>としている。この段階での警察発表の対象ホテル(偽装ではなく、新法ホテルである)は、08年4月時点で、3,593店舗(ちなみに、08年12月時点の4号営業店は、3,867店である)であった。その6割とは、2,155店のホテルが、行政のいう“偽装ラブホテル”対象ということか。この発言は、記憶しておく必要があるかもしれない。

 春、5月といえば、どういうわけか老生の誕生月。妊婦にとっての5月出産というのは、“寒からず、暑からず”ということで、結構な月だそうだ。もちろん、先日の“春の雪”(おっ、三島由紀夫だ)の如く、予定外のことも人生の中にはある。5月22日の誕生日には、穏やかな日であってほしいものだ。

天候不順、どうぞお大事に。

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2010年04月19日

~カラオケ仲間と、ある居酒屋で~

某月某日
 先日、久しぶりにN氏にお会いした。N氏は某カラオケ大手メーカーの役員さん。大手のカラオケメーカーとはいっても、かつては12、13社のメーカーがあったが、現在は2社に集約されている。そのN氏とは、いわゆる“通信カラオケ”(1992年)が世に出るまえからだから、ほぼ20年来のお付合いをさせていただいていることになる。

 老生が、初めてカラオケを、まじまじと見たのは、レジャーホテルだった。今から、20数年前のことである。埼玉のあるレジャーホテルに取材に行った折に、テレビの横に置かれていたボックス型の箱が、カラオケ機器であった。確か、日本ビクター製ではなかったか。“なぜ、カラオケが”との問いに“一人で来るお客さんがいましてね。その方は、唄を歌いにくるだけなのですが、ホテルの最多利用者でもあるんですよ”とホテル経営者はいう。
 それから何年かして、岡山のレジャーホテルのオーナーさんから誘いを受けて、岡山へ飛ぶことになった。岡山のK氏とはこの誘いを受けた3年ほど前に、初めてお会いしていた。このK氏は、以前このブログでも書いたが、錦糸町(東京)のH氏同様、ご夫婦でアポなし来社の方だった。“ホテルをやろうと思うので、何でも教えて欲しい”との要望。たしか、3、4時間ほど話したのか、質問に答えながら、知っている限りのことを話した記憶がある。それ以後も、電話・手紙等での遣り取りがあったが、1年以上、音信が不通になっていた時の連絡であった。
 岡山でお会いしたK氏は、すこぶる元気。“ホテルの売上が、順調です”と言いながら、寿司屋のカウンターでニコニコしている。こちらもホットしていたら、“ちょっと河岸を変えましょう”ということで、連れて行かれたのは、郊外の畑の真ん中。なにやら怪しげなヒモ状のネオンが風に揺れている。駐車場は畑をつぶして砂利を撒いただけ、眼を凝らすとあちらこちらに、大型トラックから降ろしたようなコンテナが10数個、無造作に置かれていた。沈黙していたK氏が、“これ何か解ります。”“???”また、善からぬ風俗でも始めたか、と想像していたら、“これ全部、カラオケBOXです”という。さらに“朝から夜中まで満室です”とも。こんな商売、みたこともない。こちらも仕事がら、いろいろ聞いてみると、1ボックスの売上(1曲100円)が、ホテルの1ルームに近付いている。これは面白いと、K氏とは夜中までお付合いを願った。

 その後、バブルが弾け、都心のビルに空室ができると、そこに“カラオケルーム”が登場してきた。カラオケブームの始まりである。
 そのカラオケは、やがてレジャーホテルの必要アイテムとなり、部屋の中に登場したカラオケは、集客の設備となった。
 冒頭のN氏とは、そんな流れの中での、お付合いだ。今や、カラオケは通信カラオケが主流だが、レーザーディスクのカラオケから通信カラオケに変えたのは、N氏らの技術でもあったわけである。N氏はやがて、携帯電話にも着目、そこで立ち上げたのが、いわゆる“着メロ”であり、“携帯小説”でもあった。N氏のビジネスは開設以来、加入者数は未だにトップを走り続けている。
 そんなことを話しながら、神田村の居酒屋で一杯やっていたら、“いま、カラオケの人気曲はなにか知っています”ときた。このところ老生は、いささか精神不安定のためか、やたらと酒に飲まれ、自己嫌悪の日々。そもそもテレビの歌番組(あるのかな?)など観たこともなく、ラジオも聞いたこともない。つまりは回答できずにいると、“ボーカロイド系とか東方系ってわかります?”まったく不明。ますます酔いが廻りそうだ。
 N氏の説明によれば、これらの曲は、いわば名もなき“素人さんが作り”ヒットしている曲だそうで、今やカラオケボックスで歌われる曲、ベスト100のうち、何と20曲近くもあるそうだ。そのために、著作権料はJASRACではなく、個人個人との契約になるとのこと。そういえば、携帯小説もいうなれば、素人さんの作品(?)。
 どうやら、IT業界に代表されるように、多くのシステム変更・時代の変革は、プロを必要としない時代なのかも知れないし、余計なものまで見過ぎたプロには、次の展開が読めない時代なのかも知れない。
 そんなことを感じた、カラオケ仲間との会話であった。

 ところで、レジャーホテル業界で“設備で客を呼ぶ時代は終わったよね”という声も聞き、老生も頷けるのだが、しかしこれは近年、ヒット商品がなかったということにも、その理由はあろう。かつて、カラオケで集客アップが図れたように、何らかのヒット商品があれば、集客アップに繋がるはずだとも、思えるからだ。そんな中で、どうも気になるのが、3Dのテレビである。ハードメーカーの力の入れよう、ソフトメーカーのリバイバル作品の再生。
 どうも、気になる設備商品です。

 なにやら、ここのところ冬と春と初夏がグチャグチャ。この天候不順は、酒と同じくらい身体によくない。
どうぞ、お大事に。

レジャーホテル・ラブホテル経営の情報発信基地
(株)テイダン 店主 湯本隆信


teidan at 09:32|PermalinkComments(0)TrackBack(0)